エリー115

2021年04月12日

FBI ルアー列伝 外伝 いとしのエリー

 フローターに乗っていると、いろんな物を見つけます。その中でも多いのがルアーですね。沖目の杭に引っかかったものや、枝からぶら下がっているもの。もちろん環境配慮や美観配慮もありますから、できるだけ回収するようにしています。今回は葦際に流れ着いた1つのルアーにまつわるお話です。
 
  
 出逢い 2〜3年前でしょうか? 確か季節は秋だったと思います。霞水系牛堀エリアで、ポンツーンに乗って、いつものように葦撃ちをしておりました。その日は曇天で風強め、ちょっと減水気味だったので、黒々とした葦の根本が波間に見え隠れしています。撃ち進めているうち、根本にブラグらしきモノが引っかかっているのを発見しました。
 
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 回収時点ではフックも朽ち果てて1本のみ、ボディーは苔だらけでした。もちろんどこの何某かはわかりません。とりあえず回収して帰宅後にザッと洗ってみると、どうも毛並みの良さそうなブランド品の雰囲気。更にメラニンスポンジで磨いてみると名のあるプラグの風格になってきました。もちろんフックマークや古傷もついていたことから、ソコソコ使い込んだプラグであることも察せられました。
 
 さて、こいつの名前は?と調べてみます。ぱっと見 NISHINE LURE WORKS、もしかしたらMB社? といった感じでしたがわからずじまい。結局のところ名無しプラグとして、プラグの墓場入りの運命をたどることになりました。
 
  
 吉報 時はすぎて2021年3月末。バス関連サイトを徘徊していると、NISHINE LURE WORKSの新作ルアー 『 エリー115 』 なるものを発見、開発期間をかけた力作のようです。『ん?どこかで見たなヤツだな・・・』 ガサゴソとプラグの墓場から探し出すと、名無しプラグと瓜二つではありませんか? ちょっと筋彫りなどのディテールが甘い感じですが、どうやらエリー115のプロトらしき物と判断しました。
 
 FBI にはいろんな職業の方がいますが、NISHINE LURE WORKSのフィールドテスターの方もいるんです。仮に、びっくり人間氏としておきます。この名無しプラグについて、びっくり人間氏に問い合わせたところ、どうやら数年前に氏が牛堀エリアでレンギョにもってかれた、プロトの一つに違いないとのお返事。あるんですねこんなことが! 氏にとっても、いいバスをキャッチした思い入れの深いプラグの一つとのことでした。
 
 
 里帰り そんな経緯があって、4月11日 エリー115プロトは持ち主の元に里帰りすることになりました。かなり思い入れがあったプラグだったせいか、びっくり人間氏にもいたく感激していただき、拾い親としても嬉しい限りです。ホントにこんなこともあるんですねえ。もしかしたらプラグの墓場送りとなった中にも、元の持ち主の想いがいっぱい詰まっているのかもしれませんね。
 
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満面の笑み? のびっくり人間氏
 
 

ルアーは天下の回りものかもしれません。
サムライ記







crazy_fbi at 21:28|PermalinkComments(4)