白柳

2021年04月17日

FBI ルアー列伝 20

 ご無沙汰してる方々、そして初めましてな方々こんにちは。FBI幽霊部員の坂です。

FBIルアー列伝の執筆依頼を頂いたので、私の極私的おもひでルアーについて書かせて頂きます。しかも、みんなの大好きな漢前ハードルアーでは無く、超シシィなローカルワーム列伝です笑

   

 自分はFBIに加入するより遥か昔々な25年ほど前、JBプロトーナメントに参戦しておりました。イースタンプロ→マスターズ→トップマスターズと5年程トーナメントトレイルを回っていました。楽しかったなぁ..... 人生の中であんなに濃厚に釣りに集中した期間は無かったもの。

  

 自分のホームレイクは相模湖で、プロ時代もやはり地元出身のプロ仲間と、プラや試合会場で行動することが多く、様々なルアーやメソッドを共有しておりました。そんな相模湖ロコの定番ローカルルアーのメーカーで、後にサポートに付いていただいたのが、ワームメーカーの、MT'sBaitでした。
 

 浮力が強く柔らかい、独特のマテリアルで、霞でも琵琶湖でももちろん河口湖でも、メインウエポンとして愛用してました。当時は、工場に直接行って、まだ袋詰もされていないワームを手づかみで貰い、プラノのケースに詰めてトーナメント会場に向かったものです。

  

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パッケージ入のワーム君、今では超希少品かも。

  

 元々、MT's Baitは、ハンドポワードワームのメーカーでしたが、バスブーム真っ只中手間がかかるハンドポワードワームだけでなく、インジェクションワームも作られるようになりました。自分がサポートを受けた頃、主力のMT's Shadシリーズ等もインジェクションで作られてました。そんなラインナップの中でも異彩を放っていた、MT'sが誇る低価格ワームシリーズの「 ワームくん1号 」

  

Photo2

ワーム君1号近影。

  

後にシャッドテールの2号もラインナップに追加されました。

  

Photo3

ワーム君2号近影。

  

 ネーミングもパッケージも言っちゃあなんですがちょっと安っぽい。バスブームの中、小学生のお小遣いでも買えるように作られた低価格シリーズでしたが、コレが特に河口湖のトーナメントで破壊力抜群でした。

  

Photo4

クリアレイク向けのカラーバリエーションが多いかも。
 

 あと、何となく余ったマテリアルを流すことも有り、見たこと無いカラーとか比重のモデルが突然出来上がるなんて事も多々有ったと言う。。。(無論製品として発売はされませんが、正直カラバリが何種類有ったかなんて、サポートメンバーでもわかりません)

  

 極薄のカーリーテールは、微細な水流にも反応し良く泳ぎ、サイドがフラットなデサインなのでスイミングも安定し、ジグヘッドでシェイクするとシルエットも変化が大きく、
 

とにかく船団のハイプレッシャーな中でも良く釣れる!
 
 テールをカットしてウイードに引っ掛けて、ただラインを張っているだけで、ロッドティップの微細な動きに反応して細かく震えるボディデザインのお陰でタフコンディションに滅法強い。しかも、パッケージデザインもあり、仲間以外とリグがバッティングすることは皆無!!

溺愛してたなぁ.......

  

Photo5

どアップ。手作り感溢れるフォルムですが、眼力がありますよね?

  

 ワームメーカーのサポートを受けてると、プロトの製品とかを手にする機会が結構あります。ある時、カーリーテールのワーム君1号の巨大版、通称「 ワーム君兄 」を見せられ、何本か貰いました。

  

Photo6

上が兄、下がレギュラーワーム君。

  

 当時、琵琶湖の浚渫の外縁部をドラッギングで釣るメソッドに凝っていたんですが、兄のサイズは見事にハマりました。結局製品化は見送られ、関係者が密かに使う幻のルアーになってしまいましたが....
 

 また、当時はロックフィッシュゲーム専用ワームなどほぼ無い時代でしたが、ワーム君は海でも激釣ワームでした。その後、エコギアが発売され、ソルトのワーミングゲームが注目されるようになり、それから数年後にアジング用のワームも発売されるようになった頃、極小サイズのワーム君が爆誕。例によって手づかみで貰ってきましたが、こちらは後に製品化されたみたいです。

 

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ワーム君バリエーション。
 
 とはいえ、貰った時には世間でアジングやメバリングがこんなに流行るとは思わなかった。この当時、自分のライトゲームのメインウエポンはデルタのチューブワームとワーム君、あとはティムコのリトルウェイビーだったかな??

  

 さて、今では超入手困難なワーム君ですが、運良く黄色い看板のお店で見つけられれば、数十円の激安プライスがついている事が多々有るので是非ともゲットしてみてください。

  

Phoot8

激レア、中身が中空になってるワーム君兄。
 
 実は、流し込む素材の状態が悪いと、こんな風に気泡が入る事が。もちろんボツなんですが、浮力が高いから良いじゃね?とか言って貰ってきたものの、結局はちゃんとした製品の方が釣れるんですよね。

   

 MT's Baitには当時、JBワールドに参戦してる選手が3人程働いていました。その中の一人、津田プロがデザインしハンドポワードしたワームが一時期、超シークレットになっていました。ジグヘッドに特化したデザイン。しかもジグヘッドにワームキーパーが付いていると、リグる時裂けてしまう位の柔らかさ。実はコレ、デコイのマジックショット専用ワームと言えます。.....ってか、マジックショットが発売されたからこそ、日の目を見たワームとも言えます。

  

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プロトの頃からギャスと呼んでたギャオン。個人的にはウルトラマンに出てきたガヴァドンAの方が似てると思うんだけど、当時は誰にも取り合ってもらえなかった....

  

 通称ギャスと呼ばれ、トップマスターズ戦でもワールド戦でも大活躍でした。後に発売される際、ギ○オスは色々マズイだろうって事で「 ギャオン 」と名付けられました笑

  

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ハンドポワードなので、カラバリとか比重のバリエーションは全くわかりません。同じカラーでも比重違いとか有りそうだけど、職人の気まぐれに左右されがち笑

  

 とにかく独創的なフォルムは、シェイクすると微波動を発生させながら平打ち、フラットサイドクランクの様に見た目のボリュームが大きく変わりアピール(しかもピンポイントで!)するので、ハイプレッシャーなピンポイントで無理やり口を使わせるには最強。ジグヘッドにしか使えないけど。

  

 しかし、こうやってワームを撮影するの何年ぶりなんでしょ?実は、かつてはJBプロトーナメントトレイルを回りながら、ダイワやゲーリーヤマモト、あとはケイテック等の広告撮影するカメラマンでした。(もう釣具業界の撮影は一切してないけど)アルミボートに撮影機材まで積んで、琵琶湖戦の前日プラの最中に、大御所Sプロをリブレバスクラブで撮影したり(取り終わったらとっととプラに戻るw)JBワールドの試合に帯同してレイクミードに行ったりとか...... あの頃は色々面白かったなぁ。

  

 ちなみにゲーリーヤマモトのJapanOfficeに顔出すと、河辺さん及び奥さんから、いつの間にか柳君とか白い柳とか呼ばれるようになり(顔より体型が似てたという説が....)いつの間に黒い柳(本人)公認キャラになってましたとさ笑

  

Photo12

 黒い柳と白い柳のツーショット。ちなみに二人のツーショットの別カットは、関西版のルアーニュースに掲載されたらしい笑ちなみに、本稿への掲載は、黒い柳氏の許諾済です! 最近はテンカラ源流釣りとかしかしてなかったけど、久々にバスにも復活しますかねぇ。

 
 


crazy_fbi at 12:14|PermalinkComments(0)